インサイドレポート
- 8耐直前編 -



準備

 車体にに若干の手を加えるため、エンジンもお世話になっている「Racing Garage ASP.」にマシンを預ける。

 マシンが手元にないうちに、事務的なことに精を出す。8耐をやるにあたって、何が辛いかと言えば、もろもろの準備がスプリントの3倍も4倍もあることである。手持ちのものでは、とても足りないから、方々から借り物をしてこなければならない。ほとんど借り物競争。うちのチームのようなクラブチームはスタッフの人数も少ないからライダーが中心になってやらざるをえない。
 今は、このページの作成とスタッフTシャツのデザイン、スタッフのサーキット入りスケジュールと車の段取りなど。


タイヤ交換

 リアスタンドは、いわゆるワークスタイプに。スイングアームにプレートをつけて、スタンドの方に円盤がついているヤツ。このほうが断然スタンドはかけやすい。
 フロントは、RC.SUGOのキット物(13万強)で武装。はたして何秒で交換できるか。リアはまったく問題ないのだが、フロントが問題。スタンドかけて、ガスチャージして、タイヤ前後交換して、20秒いや25秒ならまぁ合格でしょう。ちなみにワークスは12〜15秒。


VIVIAN ちゃん登場

 ニューエンジンが完成。コードネームは、いままでのCatherine(キャサリン)改め Vivian (ビビアン)に決定。ちなみにもう一台のエンジンは Jane (ジェーン)といいます。
 ビビアンが8時間を戦う予定。どうぞよろしく。


出発前マシンの最終チェック

 マシンが Racing Garage ASP から戻ってきた。いろいろ細かいところまでチェックしてもらったので、あとは自分たちで出来るところを仕上げるだけ。土日で本番仕様に完成させる予定。
 ピットに持ち込む荷物をそろえて、車に積み込むだけにしておく。なにせNK耐久も出ることになっているので一足も二足も早く動いておかねばならない。


ライトオン、いよいよ本番へ

 マシンを仕上げて一番最後に、ガレージの電灯を消してから”ライトオン”。「おぉ・・」と小さく歓声を上げる。いやがおうにも気持ちは盛り上がってくる。いよいよ本番。不安もあるけれども、このどきどきする感情は筆舌に尽くし難い。なにはともあれここまできたら、あとはレースでスパークするのみ(決してクラッシュではない)。気持ちいい花火をみるぞ!(決して火花でもない)。


NK4耐出場のため、
8耐の前の週の木曜(7/17)からサーキット入り


意外と暑くない

 夏の鈴鹿といえば、クソ暑いのが定評だが、今年はこれまでのところ、天気は良いのだが、気温はさほど高くない。湿度も低いので、カラッとしてます。日が落ちると、風も涼しく、夜は肌寒いくらい。来週はどうなるでしょう?


ガレージ総移動

 8耐用の荷物をトラックに積み込む。ガレージ内のほとんどの物が、鈴鹿へと引越し。月曜日の夜 7:00 ピット設営。これから一週間、ここがチームエバタの総本部となるのだ。



8耐ウィーク 前編



8耐ウィークは11泊12日

 NK4耐出場のため、松島は細野と二人で7月17日(木)に鈴鹿入り。翌18日(金)にはS-NK2耐出場の清水が鈴鹿到着。松島と清水はそのまま8耐まで居残り。松島は11泊12日の鈴鹿生活。住民票を移すべきか?


車中泊だって快適

 宿に泊まるほど予算はないので、当然車中泊。ホテルハイエース。荷物のほとんどをピットに降ろしてあるので(NK4耐にも指定ピットがある)、後ろの荷室に布団を敷いて、足を伸ばしてぐっすり。
 懸念していた暑さも蚊に悩まされることもなし。快適そのもの。


悪夢のNK4耐

 トラブルに襲われたNK4耐。予選すらろくに走れず。
「Team EBATA のNK4耐」のページで・・・。


3年目のピットは充実

 ピットの設営は21日(月)の夜7:00から。3年目にもなるとピット設営も工夫が進む。特にピット裏はみんながくつろぐためにとても大事なスペース。テントと簾、よしずは必需品。そしてテーブルもちゃんとしたものを用意。いすはMONSTERからお借りした。折り畳みのアウトドア用のテーブルといすの一体物は持ち運びには便利だが、使い勝手は良くない。さらに緑を取り入れようと、ハイビスカスの鉢植えとポトスを飾る。これでぐっと雰囲気はなごむ。ワークスに比べりゃ豪邸とあばら家ほどの違いがあるが・・。
ピット裏とヘルメット ハイビスカスとヘルメット
ピット裏で撮影。左が97モデル(トロピカルバージョン)
右は96モデル(横浜バージョン)


東コース?

 22日(火)初日の練習は、なんと西コースの工事が遅れているということで、急遽、東コースで行われることになった。われわれはニューエンジンの慣らしをする予定だったので、大きな影響はなし。おまけに、走行料はタダということになったので、これはラッキー。
 うわさでは、どこぞの外国人ライダーは、そのことがよく分かってなくて、ダンロップをまっすぐいってしまって、コース上に置いてあるクラッシュパッドに突っ込んでいったらしい・・・。




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