'95年 8耐初挑戦! の巻

No.71 R.T KENTAUROS
松島 裕/清水 匠 予選57位/決勝45位

 当初、DUCATIで出場予定であったが、エントリー直前になって急遽YZFに変更。
 8耐初出場なので、どれだけの準備をしたらいいのかよくわからず、余計なことに手間ひまかけて、肝心の物が全然準備されてなかったりと、サーキットに行ってまでばたばた劇の連続。

 そのうえ、レースウィークの初日、いきなりシケインで松島が転倒。さらに翌日エンジントラブル発生。クレバーウルフレーシングの竹見さんにさんざん助けてもらって、何とか予選にこぎつける。

 予選では、もうダメなのかと思ったが、最後の最後で出したタイム(2'20"157)でかろうじて予選通過。57番手。
 全てが無にならなくてほんとうに良かった・・・。

 決勝は、ひたすら耐久ペースで走行。ピットインの度に細かいトラブルが出たり、タイヤ交換にやたらと時間がかかってしまったりしながらも何とか7時間が経過。しかし、最後のピットインでトラブル発生。

 リアホイールのベアリングが焼き付いてはずれなくなる。ここまできてリタイヤか? むりやりはずして交換するものの、まともに走れる状況ではなくなる。そこで、チェッカーだけでも受けさせてくれとピットオフィシャルに頼んで、残り10分でコースイン。

 しかし、暗闇のなかスロー走行は非常に危険。東コースショートカットでチェッカーが出るのを待つことに。そして全車通りすぎてからコースに復帰。のろのろと最終コーナーを降りていき、すでに観客がコースになだれ込んでいる中、最後のチェッカーフラッグを受ける。

 ・・・感動もの。

 この年、ケンタウロスの全国のサポーターから資金援助を頂きました。また、クラブハウスで、サマーパーティで募金して下さった方々、ありがとうございました。




'96年 8耐の壁 悔し涙の巻

No.71 ケンタウロスチームエバタOC
松島 裕/清水 匠 予選65位 予選落ち


96 SUZUKA 8HOURS 「R.T.KENTAUROS & TEAM EBATA / OC」
ヘルメットを持っているのが松島 その右が清水

 95年の8耐後、すっかりほうけてしまって時は過ぎ、96年もやるのかやらないのか、はっきりさせないうちに、すでに全日本はシーズンイン。

 8耐エントリー締切間際に正式に参戦表明。なんと6月の鈴鹿200kmがシーズン初走行。当然のように予選落ち。その後8耐に向け、95年の反省点を改良する作業にとりかかる。直前の一ヵ月は毎日のように夜遅くまでガレージにこもる。

 スペアエンジンも手にいれ、カラーリングも一新し、大きなトラブルもなくレースウィークに突入。しかしタイムが・・・

 予選ベストタイム 2'19"133。B組33番手(30番手まで予選通過)。主催者推薦でもと嘆願書を提出するがそれもかなわず。予選通過タイムは 2'18"852。わずか 0.281秒及ばず予選落ち決定。こんなものほんのひと開けの差。でもレースなんてそんなもの。8耐の壁にブチあたり、悔し涙にくれながらサーキットをあとにする。


 ケンタウロスで募金くださった方、御協賛各社、ありがとうございました。そして、申し訳ありませんでした。m(_ _)m


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*Team EBATA 紹介*

チームエバタについて

 江端雅幸氏率いるクラブチーム。横浜市旭区にチームガレージがあります。
過去、鈴鹿6時間耐久、SUGO 400km 耐久ほか数多くの耐久レースを経験。91年ハイランド4時間耐久では3位表彰台を獲得しました。
現在は鈴鹿8耐を中心に全日本スーパーバイククラスに参戦。また、NK-4・NK-1クラスにも出場しています。
現在所属しているライダーは、松島裕(国際)、清水匠(国際)、細野賢次(国内)の3名。
若手のライダーを育てたいのだが・・・。


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