いやぁ岡田がピットを出て行くのを見送った後は、レースに復帰できた(自分のミスでリタイヤにならなかった)こと、メカニックへの感謝でグッときてしまいましたね。
とにかく良かった、良かった。最後まで走れるチャンスが残されたんだ、絶対チェッカーを受けてやる!
もう転べない |
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気合いを入れ直してスタートしたのはいいが、転倒直後の走行が雨とはね。相当、かなり、強烈にビビリモード。 実は豊富ではないスペアパーツは、転倒修復でほとんど使い果たしたといってもいい状況。もう絶対に転ぶわけにはいかない。 レインタイヤにもかかわらず、スリックのまま走り続けるワークス連中に抜かれる。 やっぱりコケちゃイカンですよ、耐久は。特に余裕のないチームはね。と猛反省。。。 |
ぼくらはピットインまでもう少しなので、レインのまま走行を続ける。
だけど、タイヤの消耗もあるので、あまりペースを上げることができない。
ずーっと以前に、乾き始めた路面をレインタイヤで走行し、ものの見事にハイサイドしてフッ飛んだこともあるので、開けすぎないよう、タイヤに負担をかけないよう(単にビビってただけかも)走ってました。
130Rを全開で立ち上がって、シケイン入口でブレーキングに入ろうとしたらブレーキレバーがない!
その瞬間、コースアウトを覚悟して、シケイン先のグリーンとグラベルの景色を思い浮かべる。本日2度目の転倒かぁぁ!? いやだぁぁ!なんてコトを、わずか数秒で500MHzのCPU並みに脳内処理しつつ、左足ではリアブレーキを渾身の力で踏み込み、右手はブレーキレバーを探す。
よりによってブレーキレバーがなくなるかぁ?
シケインをまっすぐ行くとどうなってたっけかなぁ?
グラベルさえうまく抜けられれば、最終のアウト側はそこそこ広いし、転ばずにいけるはずだ...
おっ。根元が残ってる?指でレバーを探り当て、とにかく減速。。。。。止まった。。。
いや、スロットルが抜けかけたんだ!
(正確にゃ止まっちゃいないけど、コースアウトせずに減速終了。)
スロットルが緩んだってことは、アクセルを開けられないので、そのままアイドリングでシケインを抜け、バクバクする心臓をなだめながら、ホームストレートをスロー走行。
いやぁ、マジびびりました。寿命が823日(意味なし)ぐらい縮みましたね。
しかしながら、人間って一瞬の時間に、すごいたくさんのことを考えられるもんだ、と変に感心。
転倒後は思わぬ所が緩む危険があるので要注意でっせ。